PKほのおのコマ

ぼくの「カッコいいもの」は、もちろん「ほのおのコマ」です。「しんくうハリケーンうち」も悪くないけど、それでは字数が収まらないので。

...のっけから意味不明な話題で恐縮だけど、先週、MOTHER3をクリアした。
以下、ネタバレ注意。


"MOTHER3" (任天堂)

レビューというほどのレビューが出来るほど考えが整理出来てはいないのだけど、結論から言うと面白くなかった。厳しい様だけど、5段階評価で言えば3又は2。
MOTHERの新作とあらば当然5、悪くとも4を期待していたところだ。(同作のファンだった人には分かってもらえると思うけど)

評価が別れる作品であったことは確かな様だけど、Amazon等のレビューを見ても概ね評判が良い。
賛辞に満ちたたくさんのコメントを読んで、「この作品に感動出来ないぼくは、ピュアな心を忘れたダメな大人なのか!?」などと、自分自身に不安を感じた。ウソだけど。

重い話や悲劇が悪いとは思わないが、それ以前に唐突で説明不足と感じたのは、単にぼくの読み込みが甘いだけ?デリケートな題材に相応に必要と思われる十分な説明が、果たしてあった?ぼくには後味の悪さだけが残ったけれども?
特にエンディングは、完全に消化不良。きっと「想像の余地を残した」ってことだろうけど、納得いかない。

# もちろん「END?」の先も見ました。

「MOTHERの新作と思わず、独立した作品として」という意見も、ごもっとも。だけど、シリーズものに前作の良さを求めるのは、ファンとして当然のことではないか?前作の良さ、言い換えればMOTHERの世界観や文法は外さず、きっちり守って欲しかった。
「世界観」と言っても、設定やストーリー上のつながりのことを言ってるわけじゃない。MOTHERらしさ、と言えば分かりやすいか。

「これは果たしてMOTHERなのか?」と感じた、最大の違和感のひとつに数えてよいとぼくが思っているのが、ナナメ視点でなくなったこと。
始めたばかりの頃は、違和感の正体に全く気付かなかったけど、ようやくわかった。「ゲームシステムデザインとは、世界観を定義する行為である」というのがぼくの持論だけど、つくづく実感した次第。
糸井氏は1の頃、このナナメ視点には相当こだわっていたはず。世界の広がり、異世界観、どこまでも歩いてゆけるフィールド。地続きである故にリアルに引き戻されず、ゲームの中の異世界に没頭出来る「箱庭感」。

街とフィールドの間はおろか、戦闘シーンの間にすら視点切り替えがなく、常に同じ文法で語られる作品として、もうひとつ「ポポロクロイス物語」を挙げる。
同作は大変に「惜しい」作品で、要所要所に挿入されるイベントアニメが、せっかくの箱庭感を台無しにしている部分がある。イベントアニメ自体良く出来ていることは確かだが、本質的には蛇足だ。

少々脱線した。
MOTHER3がナナメ視点でなくなったのは、GBAという、ハードウエアの制約もあったのだろう。だが、前作までのフィールドマップにはなかった「画面の端」が存在して、端に着くと隣のマップが表示される(「ゼルダの伝説」方式)のは、いかがなものだろう。
何を以てMOTHERの世界観、つまり「MOTHERらしさ」とするかはもちろん人によって少しずつ違うだろうけど、箱庭感は普遍的な(又はそうあるべき)MOTHERらしさであると、ぼくは思っていた。
例として挙げた箱庭感に限った話ではないが、そういった「普遍的なMOTHERらしさ」を共有出来ていなかったことが、ホントに悲しい。

小悪党に過ぎない「奴」が再登場したり、終盤これ見よがしに「2」つながりのモノにオンパレードで登場されても、ファンサービスとしては程度が低くて食傷する。ぼくは、ファンの間で名作の呼び名が高いドラクエIIIが実はあまり好きではなくて、終盤、前作ファンへの過剰サービスには同様に食傷したものだけど、それを思い出した。
表面的な設定上のつながりももちろん嬉しいけど、それ以上にMOTHERの世界観、MOTHERらしさこそを引き継いで欲しかった。

最後に、MOTHER3独自の要素として「サウンドバトル」を挙げておく。戦闘中、リズムに合わせてAボタンを押すことで、最高で16回、敵に追加ダメージを与えることが出来るのだ。(言うまでもなく、その成否によってゲームバランスが激変する)
旧作のファンにはご存知の通り、音楽はMOTHERを強く特徴づけるものだった。音集めがストーリーの中心であったことはもちろん(「エイトメロディーズ」)、作中の曲も素晴らしいものばかり。(作中の曲の出来という意味でも3はイマイチだったけど、それは置いといて)
「サウンドバトル」が、前作までの「音集め」に代わるものとして導入されたかどうかは定かではないけど、単調になりがちな戦闘のゲーム性を高める、良いシステムだったと思う。戦闘も全体的にキツめ(終盤殺人的だった「1」よりも、少々ラクな程度)で、「サウンドバトル」の成功を前提としたゲームバランスが設定されていた様だ。今にして思えばこの点に限って、ゲームデザインとして正しい。
ただね、音感の低いワタクシには、少々難しゅうございましたよ。苦戦したボスに対して、必要以上にレベルを上げてから力押しみたいな、大味な展開になってしまいがちだったことが残念だった。

サウンドバトルを極めれば、少しは違った評価をしていたかもしれない。サウンドバトルに限らず、もう一度プレイすれば良さが分かるゲームだったりしたかも知れない。
でも今は全く食指が動かない。塊魂あたりでウサを晴らしたい気分。

ところで、「すきなこんだて」はバターチキンカレーにしました。
自分、カレー好きなんで。(もういい)

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コメント

いま夫婦で(お借りした)MOTHER "2" やってます。最高ですな。
以前から2を絶賛している俺だが、実際再プレイしてみて、ほとんど記憶を喪失していることに気が付いた。いい加減なもんだ。
でも、おかげで新しいソフトを楽しむかのようにドキドキしつつプレイできてます。

俺は今「まきょう」で、妻は「サマーズ」。今日は平日だから一気に妻に抜かされそうだ…

2はおもしろいね〜。

いまSFCの2を貸しちゃってるから、GBAの1・2が手元にあるだけ。
GBA版は、内容はほとんど同じなんだけど音楽が少々ショボイのです。

サントラには全ての曲が入っているわけじゃなくて、お気に入りの曲がかなり抜けてて残念。
作中で使われている曲数が、意外と多かったことに気付いた。

サントラが歯抜けだという話はどこかで読んだな。
BGMはどれも好きだけど、特にレゲエ調の「病院」,テクノ風の「スカラビダンジョン男」,勇ましい「魔境」,そして何より「じぶんのばしょ」だな。街のBGMでは「オネット」「サマーズ」。

いま俺は「ちていたいりく」まで行ったものの、ピンククラウドに行ってなかったのでランマに逆戻り。妻はこれから「ちてい」です。
もう終盤だけど、去りがたい魅力を感じるゲーム世界だ。

もう地底とは早いね〜。
そのへんからラストを意識した展開になることもあってか、敵の強さも半端じゃなかったような。
終盤のスターマンどもが、全体攻撃のPKをバンバン撃ってくる。 :-)

曲は戦闘全般、「ポーラのテーマ」(実は1の「イースターの街のテーマ」と同じ)あたりが好きかな。
そうそう、「ダンジョン男のテーマ」もいいね。


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